先週の日曜、PCのケースを交換した。これは、昨年の9月にPCをアップグレードして、マザーボードが小型のITXになって以来の懸案。今度のケースはSilverStoneのキューブ型 SST-SG13B-Q。Amazonで6,563円也。
小型のケースはいろいろ制約が多い。このケースもドライブベイが少なくて、3.5インチと2.5インチのそれぞれひとつずつしか入らない。光学ディスクは、この頃はubuntuのインストールの時くらいしか使ってないし、UNetbootinを使えばUSBからインストールできるから、5インチベイはなくてもいいだろう。あとはHDDだけど、SSDを使うようにすれば、このケースでも大丈夫そうだ。
というように自分の中で折り合いがついたので、Amazonでケースと一緒にSamsungのSSD (SSD850EVOベーシックキット 250GB 2.5インチ)を買った。ちょうどキャンペーン期間中で1割引きだった。11,662円也。ラッキー。
前のケース(Cooler Master Elite 341)と並べてみた。前のは、185x365x400mm。今度のは、222×181×285mm。横幅が少しひろがってしまうが、容積は半分以下になる。
小さいケースなので、SSDとかを組み付けてからケーブル挿そうとしてもできなかったりとかで、アレやってからコレみたいに順序立てて組んでかないとならなくて、ちょっと苦労した。電源を使い回しできるようにと、ATX電源対応のケースにしたんだけど、電源のケーブルがプラグインモデルじゃないもんで、ケーブルが邪魔くさい。ファンは前のケースで使ってた120mmのを外して付けてあるが、回さなくても今のところ問題なさそう。マザーボード(ASROCK H81M-ITX)がヘボくて、USB3が背面にしかなくて、前面のUSBコネクタは今のところ宝の持ち腐れ状態。(変換ケーブル買わなきゃ。)また電源の取り付けのネジ穴の位置がずれてて、一本ネジが締まらない。これ、カカクcomのレビューで読んでたような気がするが、Amazonでポチるときはすっかり忘れてた。まあ、それなりのケースってことだけど、コンパクトにまとまったので自分としてはOK。
SSDはシステム用に12GBのパーティションを2つ切って、残りを/home用にした。メモリが8GBと十分にあるので、swapは使用しない。今回からバックアップ用に使うHDDのswapパーティションも、インストール時にgpartedで使用しないように設定した。(あるいは/etc/fstabのswapの行を消してしまっても同じ効果になる。)
ubuntuのインストール後の手順はいつもと一緒で、こんな感じ。
- ソフトウェアの更新を行う
- LANG=C xdg-user-dirs-gtk-updateを実行して、ホームディレクトリ以下のフォルダ名を英字ベースに変更してからバックアップしたファイルを戻す。(デスクトップ→Desktopなど)
- 「システム設定」の「外観→挙動タブ→ウィンドウのメニューを表示」で、「ウィンドウのタイトルバーの中」をチェックする。(ウィンドウのメニューが個々のアプリケーションのタイトルバーに表示されるようになる。)また「Launcherにデスクトップの表示アイコンを追加」もチェックする。
- コマンドプロンプトでgsettings set com.canonical.desktop.interface scrollbar-mode normalを実行して、スクロールバーを前のように戻す。
- GoogleのサイトからChromeをダウンロードして、debファイルをソフトウェアセンターからインストールし、規定のブラウザに設定する。
- ubuntu Japanese Teamの追加パッケージのページから、unzipを追加する。
- rarファイルをクリックすると、アプリのインストールを促されるので、それにしたがってRARをインストールする。
- Google NotoフォントのサイトのCJKフォントのページで「CJK OTF fonts with different default language」のJapaneseをクリックして、NotoSansCJKJP-hinted.zipをダウンロードする。ダウンロードしたzipファイルに含まれるotfファイルを全ウェイト分クリックして開き、そこで「インストール」を押す。次のような~/.config/fontconfig/fonts.confを仕込む。
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <match target="pattern"> <test qual="any" name="family"> <string>sans-serif</string> </test> <edit name="family" mode="prepend" binding="strong"> <string>Noto Sans CJK JP</string> </edit> </match> </fontconfig>
- fcitx-mozcをインストールする。(このページを参考に、次を実行。sudo apt-get install fcitx-mozc fcitx-libs-qt5;gsettings set com.canonical.indicator.keyboard visible false;sudo im-config -n fcitx)。
ブログに書いてなかったが、ケースを換える前にWifiを換えていた。これまでは、安くて、ubuntuでも挿すだけ使えるBUFFALOのWLI-UC-GNM2だったが、すぐチンチンに熱くなるのと、時々通信が止まってしまうのが気に入らなくて、写真のような立派なアンテナがあるI-O DATAのWN-G300UAにした。残念ながら標準のドライバは性能がいまいちで止まってしまったりするので、このページにしたがってドライバの入れ替えをしている。
結局今使ってるPCにはこれだけの費用をかけた。
CPU | Intel Celeron G1840 |
¥4,790
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mother board | ASRock H81M-ITX |
¥6,917
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Memory | PC3-12800 4GB x 2 |
¥8,799
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LCD | BenQ GW2255 |
¥10,980
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SSD | Samsung SSD850EVO |
¥11,662
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ケース | SilverStone SST-SG13B-Q |
¥6,563
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Wifi | I-O DATA WN-G300UA |
¥1,336
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合計 |
¥51,047
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安いNOTE-PCが買えたんじゃないの?って思うけど、SSDが快適だから良しと無理やり思い込むことにする。
最近はGoogleフォトなどのクラウドサービスをかなり使ってるし、昔の写真を大事にとっておいても仕方ないかなあ、とかも思うので、安いNOTE-PCやChromebookで十分かもしれない。